AOの書類は、時間をかけてじっくり作り込むもの。そう聞いていると、渡邉さんの日程は無謀に見えます。受験を決めたのが高3の6月、書類の提出が8月。しかもその直後の9月には、最後の全国大会である全日本ジュニアが控えていました。
準備期間は、実質2カ月。それでも書類は通ります。何を書いたのか。そして、なぜ2カ月で書けたのか。連載第5回は、志望理由書の中身と作り方を聞きます。
なお、選抜方式や提出書類の内容・分量は年度によって変わります。本記事は、渡邉さんが受験した当時の体験談としてお読みください。
話し手:渡邉さん 聞き手:インタビュアー / PenBridge
スケジュールは、書類8月・面接10月・発表11月
インタビュアー: 出願までの流れを教えてください。
渡邉さん: 私のときは、書類の提出が8月、面接が10月、合格発表が11月でした。6月に受験を決めたので、書類の準備期間は2カ月です。9月頭には最後の全国大会もあったので、正直かなり大変でした。
インタビュアー: 引退はいつだったんですか?
渡邉さん: 高3の9月、全日本ジュニアで引退です。書類の準備は、最後の大会に向けた練習と完全に並行でした。
提出したのは、志望理由書とスライド2枚と任意資料
インタビュアー: 書類では、何を出すんですか?
渡邉さん: 私のときは、志望理由書がたしか1200字程度、それから自由記述が2枚です。自由記述は本当に「何を書いてもいい」スライドのようなものでした。あとは任意提出資料で、これは出しても出さなくてもいい資料を、自分の判断で付けられる形式です。
インタビュアー: 自由度が高いですね。
渡邉さん: そのぶん志望理由書では、「SFCじゃなきゃダメな理由」「SFCで何がやりたいか」「将来どうなりたいか」を、他の大学よりも具体的に求められる感覚がありました。
