慶應義塾大学SFCのAO・総合型選抜と聞くと、高校時代に大きな実績を残した人や、完成度の高いプレゼン資料を作った人が合格する入試、という印象を持つかもしれません。
しかし、総合型選抜でSFCに進学した小野田さん(仮名)は、「実績だけを見られているわけではない」と話します。
社会に対して、どのような課題意識を持っているのか。その問題の本質をどう捉え、どのような方法で解決したいのか。そして、なぜそのためにSFCで学ぶ必要があるのか。
小野田さんが振り返ると、志望理由書は、単なる「大学に入りたい理由」ではなく、一つの研究計画書に近いものでした。
今回は、小野田さんにSFCの総合型選抜で考えたことと、面接で問われたことを聞きました。
なお、選抜方法や提出書類は年度によって変わります。本記事は、小野田さんが受験した当時の体験談としてお読みください。
話し手:小野田さん(仮名) 聞き手:インタビュアー / PenBridge
選考は、志望理由書と面接
インタビュアー: 小野田さんは、どの入試方式でSFCに入ったんですか?
小野田さん: AOです。今でいう総合型選抜に近いものですね。自分のときは、志望理由書などの書類を出して、その後に面接がありました。
インタビュアー: 志望理由書では、どのようなことが求められるんでしょう。
小野田さん: 自分自身が社会に対して何か課題意識を持っていること。その課題が表面的なものではなく、本質的な課題として捉えられていることが大事だと思います。
そのうえで、自分なりのアプローチについて仮説があって、それを実行するためにSFCの学びが必要だと説明する。そこまでつながると、かなりきれいだと思います。
インタビュアー: 「この大学が好きだから入りたい」という志望理由とは少し違いますね。
小野田さん: そうですね。感覚としては、研究計画書に近いと思います。「この問題をこう捉えていて、こういう方法で取り組みたい。そのためにSFCで複数の分野を組み合わせて学びたい」という形です。
「何を学びたいか」より、なぜ組み合わせるのか
インタビュアー: 小野田さん自身は、どんなテーマを書いたんですか?
