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校風・友人関係・ルール

「みんな、お互いを認めている空気があった」。高校受験で慶應女子に入った松尾さんが語る、女子高の友人関係と先生

「周りにいる人が全員優秀だから、刺激される」。高校受験で慶應女子に入った松尾さんに、生徒どうしの関係、厳しめの校則、どの代からも慕われる先生、中等部から上がってきた同級生との距離を聞きます。

2026.10.27慶應義塾女子高等学校
冬の光が差す机に、使い込んだ過去問や付箋、鉛筆、湯気の立つマグカップが並ぶ淡い水彩風イラスト

ここからは、女子高に入ってからの話です。

入学後の勉強について聞くと、松尾さんは「入ってからのアドバイスは本当にないです」と笑いました。ところが、女子高でいちばんよかったことを聞くと、すぐに返ってきたのは、一緒に過ごした同級生たちの話でした。

女子高では、中等部から上がってくる生徒と、高校受験で入る生徒が同じクラスで学びます。連載第6回は、女子高の校風と友人関係について聞きます。

話し手:松尾さん(仮名) 聞き手:インタビュアー / PenBridge

周りが全員優秀で、お互いを認めている

インタビュアー: 女子高で、いちばんよかったことは何ですか?

松尾さん: 周りにいる人が全員優秀なので、刺激されるというか。全員、お互いを認めている空気がありました。

インタビュアー: いい環境ですね。

松尾さん: 本当に、すごいです。お互い優秀だとわかっているから認め合っているし、それぞれ自分にもプライドを持っている。すごくいい環境でした。

校則は厳しめ

インタビュアー: 先生はどうでしたか?

松尾さん: 先生は、お堅い人も多かったです。たとえば、校則でメイクは禁止されているんですけど、女子高生なので、したいじゃないですか(笑)。見つかって注意される人もいました。

インタビュアー: 厳しい先生がいると、生徒どうしはまとまりそうですね。

松尾さん: 生徒の結束感はありましたね。

どの代からも慕われる先生

インタビュアー: この人はいい先生だった、という人はいますか?

松尾さん: いますよ。特に人気だった坊主の先生がいて。いろいろな代の担任をしていらっしゃったんですけど、どの代からも人気で、誕生日になると、昔の生徒からも今の生徒からもプレゼントが届くんです。

インタビュアー: すごい人気ですね。

松尾さん: 昔の生徒からのプレゼントの、先生のお顔がプリントされたマグカップとかを大事に使っていらっしゃいました(笑)。クラス全体のことは、生徒に任せる感じでしたけど、優しいし、面白いし、一人ひとりのことをすごく見てくれる先生です。

中等部から来た人も、受験で来た人も

インタビュアー: 中等部から上がってくる人は、どれくらいいるんですか?

松尾さん: 中等部から来る人が100人くらいで、外部生と合わせて1学年200人ちょっとだったと思います。

インタビュアー: 中等部から来た人と、高校受験で入った人とで、成績などの違いはありますか?

松尾さん: それが全然ないんです。学年全体で見たときに、勉強する人としない人で分かれている感じはありましたけど、そこに内部か外部かの関係はなかったです。幼稚舎からの人も中等部からの人も全員含めて、やらない人はやらないし、やる人はやります。

インタビュアー: 何が違うんでしょう。

松尾さん: 目指している先が、大学とか社会に出てからなのか、慶應に入れたことがゴールなのか、の違いじゃないですかね。

インタビュアー: 留年する人はいるんですか?

松尾さん: 留学をして留年した人は知っていますけど、成績が悪くて留年っていうのは、私の代では聞いたことがないです。留年するほど成績が悪い、というのは、みんながんばって避けていました。なんだかんだ、真面目なんです。

PenBridge編集部より

松尾さんが女子高のいちばんよいところに挙げたのは、一緒に過ごした同級生たちでした。周りが優秀だから刺激される。お互いがそれをわかっているから、認め合う。この空気感は、3年間を過ごした松尾さんの実感です。学校全体について保証できることではありませんが、高校受験で外から入った松尾さんが、そう言い切れる環境だったことは伝えておきたいと思います。

校則には厳しめのところもあり、先生に注意されることもあったようです。それでも松尾さんの話には、一人ひとりを見てくれる先生や、卒業後も慕われ続ける先生が出てきます。

中等部から上がってくる生徒と、高校受験で入る生徒は、同じクラスで学びます(学校公式サイトのQ&A)。松尾さんによれば、勉強への向き合い方を分けていたのは、内部か外部かではなく、慶應に入ることをゴールにしたかどうかでした。女子高の雰囲気は、毎年秋の十月祭(文化祭)で実際に見ることもできます。十月祭の紹介記事もあわせてご覧ください。

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