慶應の一貫校を考える家庭にとって、大学への内部進学は大きな関心事です。
どの学部を選ぶのか。成績はどのくらい影響するのか。高校生はいつ頃から進路を考え始めるのか。
今回は、SFC高等部から慶應義塾大学理工学部へ進学した山里さんに、内部進学と学部選びについて聞きました。
話し手:山里さん(仮名) 聞き手:インタビュアー / PenBridge
高校で理系を選択
インタビュアー: 高校では、いつ頃から文系・理系を考え始めましたか?
山里さん: 高校2年生くらいで、理系のコースを選びました。SFC高等部では、文系・理系のような分かれ方がありました。
インタビュアー: 理系は少数派でしたか?
山里さん: 文系の方が多いですが、理系もそれなりにいました。学年全体で見ると、理系は3割くらいだったと思います。
内部進学はどう決まる?
インタビュアー: 大学の学部は、どうやって決まるんですか?
山里さん: 簡単に言うと、希望を出して、成績やテストなどをもとに決まっていく形です。私のときは、高校の成績や実力テスト、課外活動のような要素が関わっていました。
インタビュアー: 実力テストもあるんですね。
山里さん: はい。高3の最後の方に実力テストがありました。理系の場合は、物理や化学、数学などの科目が関係していたと思います。
第一志望は理工学部
インタビュアー: 当時の第一志望はどこでしたか?
山里さん: 理工学部が第一志望でした。理工学部の中でも、最初は情報工学に興味がありました。
インタビュアー: 理工学部に行きたいと思った理由は?
山里さん: やりたいことがはっきり決まっていたわけではありませんでした。ただ、理系は積み重ねが必要なので、今続けなかったら将来もうやらないかもしれないと思いました。可能性を広げる意味で、理系に進もうと思いました。
高校でも論文を書く
インタビュアー: SFC高等部では、卒業論文のようなものもあるんですか?
山里さん: はい。自由にテーマを決めて、論文を書く時間がありました。友達は映画と戦争史を絡めたテーマをやっていたり、ファストファッションの影響について調べていたりしました。
インタビュアー: 高校生の段階で、研究に近い経験をするんですね。
山里さん: そうですね。意外とちゃんとやるので、大変ではあります。
高校から入る生徒との関係
インタビュアー: SFC高等部には高校から入る生徒もいますよね。中学からの生徒と高校からの生徒は、雰囲気が分かれますか?
山里さん: 最初は少し違いはあります。高校から入る人の中には、寮に住んでいる人もいて、寮の中で仲良くなる感じもありました。でも、卒業する頃にはあまり関係なくなっていたと思います。
PenBridge編集部より
内部進学は、「エスカレーター式」という言葉だけでは正確に理解できません。
希望する学部に進むためには、高校での成績、実力テスト、課外活動など、複数の要素が関わります。また、学部選びでは「今やりたいこと」だけでなく、「将来の可能性をどう広げるか」という視点も出てきます。
SFC高等部から大学へ進む道は、受験で終わりではありません。高校生活の中で、自分の興味や適性を少しずつ考えていくことが大切です。
