記事一覧へ戻る
部活・行事

塾高は「大学みたい」な学校?慶應義塾高校で野球部に打ち込んだ家谷さんが語る、自由と部活のリアル

慶應義塾高校で野球部に打ち込んだ家谷さんに、自由な校風と自分で軸を作る高校生活について聞きます。

2026.06.25慶應義塾高等学校
青空の下、グローブを持ってグラウンドへ向かう背番号18の野球少年のイラスト

慶應義塾中等部から慶應義塾高校へ進むと、学校生活は大きく変わります。

中等部では行事やクラス単位の活動が多く、学校生活全体を楽しむ雰囲気がありました。一方で塾高は、より自由で、大学に近い雰囲気がある学校だと家谷さんは言います。

自由な学校は、楽な学校という意味ではありません。自分で居場所を作る必要があり、何に打ち込むかによって学校生活の充実度が大きく変わります。

今回は、慶應義塾高校、いわゆる塾高での生活について聞きました。

話し手:家谷さん 聞き手:インタビュアー / PenBridge

塾高は「大学みたい」と言われる

インタビュアー: 中等部から塾高に進んで、雰囲気は変わりましたか?

家谷さん: かなり変わりました。塾高は、よく「大学みたい」と言われます。

インタビュアー: 大学みたい、というのはどういう意味ですか?

家谷さん: 自分のロッカーはありますが、固定の教室にずっといる感じではありません。授業ごとに教室を移動することが多いです。

国語や英語、ホームルームのようにクラスで一緒に受ける授業もありますが、それ以外はかなりバラバラです。クラス全員でずっと一緒に過ごす感じではありませんでした。

インタビュアー: 中等部とはかなり違いますね。

家谷さん: そうですね。中等部のようなクラスの一体感は薄いと思います。

行事は少なく、部活が生活の中心に

インタビュアー: 塾高には行事は多いんですか?

家谷さん: 中等部と比べると多くないです。運動会のようなものはありますが、出たい人が出るという感じでした。

インタビュアー: では、学校生活の中心は何でしたか?

家谷さん: 自分の場合は部活です。野球部に入っていたので、塾高生活の中心はほとんど野球でした。

野球部はかなり本格的だった

インタビュアー: 塾高の野球部は、練習量も多かったんですか?

家谷さん: 多かったです。授業が3時くらいに終わって、そこから8時、9時くらいまで練習することもありました。

時期によってはもっと遅くなることもありました。かなり量はやっていたと思います。

インタビュアー: 外から見ると、慶應の野球部は髪型も自由で、現代的な雰囲気に見えるかもしれません。

家谷さん: そう見えるかもしれませんが、実際には練習量はかなりありました。見た目だけで判断すると、実態とは違うと思います。

インタビュアー: 部活に打ち込む人にとっては、かなり濃い高校生活になりますね。

家谷さん: そうですね。自分は部活があったので、学校生活の軸がありました。

部活に入らない人は、自分で軸を作る必要がある

インタビュアー: 部活に入っていない人は、塾高でどう過ごすんでしょうか。

家谷さん: 自分で何かやることがある人にはいいと思います。例えば、プログラミングをずっとやっている人など、尖ったことをしている人もいました。

ただ、何もないと時間を持て余すかもしれません。行事も多くないですし、クラスの結びつきも強くないので、部活や趣味など、自分の軸がある方が楽しみやすいと思います。

インタビュアー: 自由だからこそ、自分で居場所を作る必要があるんですね。

家谷さん: そうだと思います。自由ではありますが、学校側が全部用意してくれるわけではありません。

中等部とは違う自由さ

インタビュアー: 中等部と塾高では、同じ慶應でもかなり違うんですね。

家谷さん: 違いますね。中等部は行事も多くて、学校生活全体を楽しむ感じがありました。塾高はもっと自由で、自分で何をするかが大事です。

インタビュアー: 慶應に入ることだけでなく、その後どう過ごすかも大事ですね。

家谷さん: そうですね。入ってから何をするかは大事だと思います。自分の場合は野球部があったので、塾高生活の中心がはっきりしていました。

自由な環境を活かせるかどうか

インタビュアー: 塾高の自由さは、どんな人に合うと思いますか?

家谷さん: 自分でやりたいことがある人には合うと思います。部活でもいいですし、勉強でも、プログラミングでも、何か自分で打ち込むものがある人にはいい環境だと思います。

インタビュアー: 逆に、受け身だと少し難しい?

家谷さん: そうかもしれません。中等部のように行事が多くて、学校側がいろいろ用意してくれる感じではないので、自分で動くことが大事だと思います。

PenBridge編集部より

慶應義塾高校は、自由度の高い学校です。

しかし、自由度が高いということは、学校側がすべての居場所や楽しみを用意してくれるわけではない、ということでもあります。

家谷さんにとって、塾高生活の中心は野球部でした。授業後に夜まで練習する日々は決して楽なものではありませんが、その分、学校生活に明確な軸がありました。

一方で、部活に入らない生徒にとっては、自分で打ち込むものを見つける力が必要になります。プログラミング、研究、趣味、課外活動。何かに自分から向かっていく生徒にとって、塾高の自由さは大きな魅力になるでしょう。

慶應を目指す受験では、「入ること」だけでなく、「入った後にどう過ごすか」まで考えることが大切です。

受験生本人にはまだ見えにくい部分だからこそ、実際にその学校で過ごした先輩の話を聞きながら、進学後の生活を具体的にイメージすることが、納得感のある学校選びにつながります。

中等部でどんな3年間を過ごすのか。塾高で何に打ち込むのか。その先の生活まで想像することで、学校選びの解像度は高まります。

連載記事

家谷さんインタビュー

第1回

「中学受験は、親が環境を作るところから始まる」慶應中等部に進んだ家谷さんが振り返る小学生の本音

中学受験を始めるきっかけと、保護者が環境を整える意味を家谷さんの体験から整理します。

読む
第2回

成績順の席、クラス替え、模試の順位。家谷さんが語る「中学受験塾の競争」と向き合い方

成績順の席やクラス替えなど、中学受験塾の競争環境と子どもの受け止め方を経験者の視点で聞きます。

読む
第3回

慶應普通部・中等部対策は「塾任せ」で足りる?家谷さんが語る、学校別対策と個別伴走の使い方

慶應普通部・中等部の出題傾向の違いと、集団塾・学校別対策・個別伴走の使い分けを整理します。

読む
第4回

慶應普通部が王道?両方に合格して中等部を選んだ家谷さんが語る、偏差値だけでは見えない学校選び

普通部と中等部の両方に合格した家谷さんが、偏差値だけでは決めきれない学校選びを振り返ります。

読む
第5回

小6夏まで野球を続けた中学受験。慶應中等部に合格した家谷さんが語る、スポーツとの両立

小6夏まで少年野球を続けた経験から、中学受験とスポーツを両立するための家庭サポートを考えます。

読む
第6回

慶應中等部はどんな学校?行事、部活、文化系活動まで楽しんだ家谷さんの3年間

慶應中等部での行事、部活、文化系活動まで、入学後の3年間のリアルな学校生活を聞きます。

読む
第7回表示中

塾高は「大学みたい」な学校?慶應義塾高校で野球部に打ち込んだ家谷さんが語る、自由と部活のリアル

慶應義塾高校で野球部に打ち込んだ家谷さんに、自由な校風と自分で軸を作る高校生活について聞きます。

無料相談

受験の進め方を
ご家庭に合わせて一緒に考えます。

志望校の選び方や併願の組み方、今の学習で優先したいことなどを、現在の状況を伺いながら、30分ほどのオンライン相談で整理します。
記事を読んで気になったこと一つからでも、お気軽にご相談ください。