大学生活で何を学ぶか。 そして、それを将来どう語るか。
これは、大学生本人だけでなく、これから大学に進む高校生や保護者にとっても気になるテーマです。
今回は、SFCで防災に関する研究プロジェクトに取り組み、就職活動も経験した藤崎さんに、ゼミでの活動と就活で感じたことを聞きました。
話し手:藤崎さん 聞き手:インタビュアー / PenBridge
ゼミにはいつ入りましたか?
インタビュアー: ゼミにはいつ入りましたか?
藤崎さん: 2年生の秋学期くらいからです。
インタビュアー: なぜそのゼミを選んだんですか?
藤崎さん: 正直、はっきりした理由は覚えていないんです。ゼミのホームページを色々見ていて、直感で楽しそうだなと思って選びました。
インタビュアー: 最初から防災に強い関心があったわけではない?
藤崎さん: 最初から強い関心があったというより、見ていて面白そうだなと思ったのがきっかけです。
どんな活動をしていましたか?
インタビュアー: ゼミではどんな活動をしていましたか?
藤崎さん: 基本的な活動としては輪読がありました。先生が指定した本を読んで、章ごとにグループで担当して発表するような形です。
それとは別に、プロジェクト活動もありました。僕が関わっていたのは、学校で実際に行う防災訓練に関するプロジェクトです。
インタビュアー: 防災訓練というと、避難訓練のようなものですか?
藤崎さん: 普通の避難訓練を、よりリアルにしたようなものです。実動訓練と呼ばれるものを小学校などで実際に行って、それが教職員にどのような影響を与えるのか、どんな気づきが得られるのかを研究していました。
卒論もそのテーマでしたか?
インタビュアー: 卒論の内容もその活動に関係していたんですか?
藤崎さん: はい。実動訓練を学校で実際に行ったときに、教職員がどう感じるのか、どのような気づきを得るのかをまとめました。あれは楽しかったですね。
インタビュアー: 現場に出て活動するタイプの研究ですね。
藤崎さん: そうですね。他にも、幼児防災のプロジェクトや、水害・台風に対するアプローチを考えるプロジェクト、空港の防災を考えるようなプロジェクトもありました。
4年生が一番楽しかった?
インタビュアー: 大学生活の中で、何年生が一番楽しかったですか?
藤崎さん: 正直、4年生が一番楽しかったです。3年生までは部活がメインだったんですが、4年生では部活が終わって、ゼミを中心にやってみたいという気持ちがありました。それができたのがよかったです。
インタビュアー: 対面で活動できたことも大きかったですか?
藤崎さん: それは間違いないです。対面の方が楽しかったですね。
就活で話しやすかった経験は?
インタビュアー: 就活では、学生時代に力を入れたこととして何を話していましたか?
藤崎さん: 一番話していたのは、高校時代のクロスカントリーの話です。部長だったけど怪我をしていた、という経験があって、その中でどうチームをまとめたのかを話していました。
インタビュアー: 大学時代の話ではなくても大丈夫でしたか?
藤崎さん: 意外と大丈夫でした。もちろん、企業によっては「大学時代は何をしていましたか」と追加で聞かれることもありました。そのときはゼミの話をしていました。
インタビュアー: リコタイの話はしなかったんですか?
藤崎さん: リコタイも頑張ってはいたんですが、面接で話すと成果や頑張った内容が伝わりづらいと感じました。ゼミの方が、防災の授業を小学校で行ったとか、どう工夫したかという話がしやすかったです。
就活で学んだことは?
インタビュアー: 就活はいつ頃まで続けていましたか?
藤崎さん: 9月くらいまでやっていました。
インタビュアー: かなり長いですね。
藤崎さん: 大変でした。そこで学んだのは、無理しすぎない方がいいということです。終わった後にどっと疲れが出て、メンタル的にもあまりよくありませんでした。
インタビュアー: 内定が決まっても、喜べなかった?
藤崎さん: そうですね。疲れた、何もしたくない、という感じでした。人生がかかっていると思うと無理してしまうこともありますが、体にガタが来るレベルまでやってはいけないと思いました。
PenBridge編集部より
藤崎さんの話から見えてくるのは、「大学で頑張ったこと」は、肩書きだけでは伝わらないということです。
部活に所属していた、ゼミに入っていた、という事実だけではなく、そこでどんな困難があり、何を考え、どう行動したのか。そのプロセスが語れる経験ほど、就活でも伝わりやすい。
これから大学に進む生徒にとっても、「何を選ぶか」だけでなく、「選んだ場所でどう関わるか」が大切だと分かるインタビューでした。
